SSブログ

芝居の景気 当然と見る哲学

芝居の景気 当然と見る哲学





  
  スポンサーリンク








 此不景気じゃ、女房子供の冬仕度はトテも覚束な

い、と云う悲しい声が巷に聞える秋となった。

 吾々も裾が切れては居るが、オーバーコートは来

年に廻そうと云う決心だ。が時には寄席も覗こう、

安い芝居なら一晩見物しようと思う。

 それが集まって此の歌舞伎座の入口の光景を呈すと

申しては、写真中の人々に済まないかも知れぬ。間

違ったら何時でも謝ります。

 入口の噂は大変なものであった。

 『ネーあなた、今度の猿之助、きっと好いわよ、

 見ものよ』

と云いつつ押すな押すなの席争い。芝居は女の必要品

ではある。

              [×]    [×]

 男の酒や煙草と同じだ。経済学の泰斗故マーシャ教授が、之をコンベンショナル、ネセサリーズの一つ

に数ぞえなかったのは、教授が日本を知られなかった為めである……。


   おすすめ記事はこちら

    マドロスパイプの勝田文相

    http://camerasyakaisou.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15-1

    無趣味の趣味 岡田海相

    http://camerasyakaisou.blog.so-net.ne.jp/2016-04-16

    釣の好きな 白川陸相

    http://camerasyakaisou.blog.so-net.ne.jp/2016-04-17


  スポンサーリンク








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)  [編集]

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © 大正・昭和前期の社会相 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。