芝居の景気 当然と見る哲学
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此不景気じゃ、女房子供の冬仕度はトテも覚束な
い、と云う悲しい声が巷に聞える秋となった。
吾々も裾が切れては居るが、オーバーコートは来
年に廻そうと云う決心だ。が時には寄席も覗こう、
安い芝居なら一晩見物しようと思う。
それが集まって此の歌舞伎座の入口の光景を呈すと
申しては、写真中の人々に済まないかも知れぬ。間
違ったら何時でも謝ります。
入口の噂は大変なものであった。
『ネーあなた、今度の猿之助、きっと好いわよ、
見ものよ』
と云いつつ押すな押すなの席争い。芝居は女の必要品
ではある。
[×] [×]
男の酒や煙草と同じだ。経済学の泰斗故マーシャ教授が、之をコンベンショナル、ネセサリーズの一つ
に数ぞえなかったのは、教授が日本を知られなかった為めである……。
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2016-05-04 20:00
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