救世軍真剣
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『吾等は悪魔と戦いて、勝鬨挙げるまで』ドンドンドン
は救世軍に決まってる。新橋々際に一隊の士官が『天に
まします神様よ』を唱えて居ると一人の魚屋か
『べら棒め、何が神様だいッ。こちとらコレラで乾上
ってるんだ、耶蘇が何を言いやがるんだ』
と罵り乍ら通り過ぎる。
青年士官は振向きもせず、涙もて祈りを続け、『兄弟姉
妹を神の恩寵によりまして、安らけく其日を送らしめ給
え、アーメン』と唱える。彼等は真剣であった。
一番年下の士官候補生(瀧澤栄次郎君)に刺を通じて先
づ前記魚屋の罵倒の一件から質すと、
『別に不快にも存じません。私達は神の使命に依って
伝道をして居ます。あのような方が何うして早く神様
に救われないのか、それを不幸に思って、ますます努
力する次第です』
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2016-05-08 22:16
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